お花柄のグラスって、
そういえばおばあちゃんのお家にあったなぁ。
昭和・平成・令和と時代は流れていますが、
「昭和歌謡」「昭和レトロ」「昭和を感じる」、、
昭和は懐かしいだけでなく、もはやひとつのトレンドですね。
そして「昭和」は昭和生まれの人が懐かしむだけでなく、
今平成生まれの若者にも可愛い!と大人気✨
3月28日に放送の美の壺は「昭和レトロの食卓」では
人気再燃の昭和30〜40年代を彩った、なつかしの食卓グッズ特集です。
今日のゆうメモでは今魅力が蘇る、古くて新しい「昭和レトロ」についてメモしましょう📝
昭和はどんな時代?
1926年12月25日〜1989年1月7日までの63年間と、
20世紀の大半をしめた大変長い時代でした。
戦前から始まり、戦中の厳しい時代、
そして戦後の復興、高度成長期、バブル時代に至るまで、
私たちが思う日本の近代史のほぼ全てを網羅しているのが昭和です。
その中でもこの数年再び人気を博している「昭和レトロ」というのは
昭和30年代〜40年代(1950年代〜1970年代くらい)
を指していると言えるでしょう。
「昭和レトロ」はカラフル・ポップ・可愛い!!
今20代〜30代の人たちを中心に人気が再燃している花柄食器。
そのブームの火付け役となったのは、
ナショナル魔法瓶工業のエベレストというシリーズの魔法瓶。
昭和42年(1967)4月、それまでは単色だった魔法瓶に花柄を持ち込んだのがエベレスト印のナショナル魔法瓶工業であった。ブームの仕掛人・西岡氏は「適齢期になった女性は訪問着をほしがるように魔法瓶では花柄を求めると思う。これは花柄が良いかどうかはムードの問題だ。魔法瓶業界もデザイン、色彩面で適齢期になってきたということだ」と語っている。
なるほど〜。訪問着とは、フォーマル用として、
また観劇やお茶席・お呼ばれの席など、
様々なシーンで着ることのできるお着物で、
日常着である「小紋(こもん)」のように小さな柄が全体に散らされているのではなく、絵柄が全体に一続きに入っていて
つまり華やかであることが特徴です。
食器も、単色で洒落っけが無いものがほとんどであった時代から、
そろそろ色が沢山ある花柄はどう?ということだったのですね。
着物に限らず、ファッション業界に置いても
60年代言えば、とにかくカラフルでポップなデザインが特徴でした。
それまでのクラシカルな雰囲気から一変、
個性を強調する派手な色とデザインがトレンドとなりました。
このカラフル・ポップなデザインは
日常的に使う食器にも取り入れられています。
そしてこの製品が、
今、人気に再び火をつけたのは間違い無いのではないでしょうか。
創業200年を迎える日本のガラス瓶製造の老舗、
石塚硝子が1970年代に人気を博した
プリントグラスシリーズ「アデリア」を復刻版として
販売したのです。
もうため息の出る可愛さです!!
この製品がきっかけに、今の20代や昭和を知らない世代にも、
その魅力が広がっているようです。
みんな大好き〜昭和を感じる喫茶店・クリームソーダ・プリン〜
合わせて数年前からブームになっている
「純喫茶」「クリームソーダ」そして「堅めのプリン」。
これらも「昭和レトロ」の魅力に溢れているのでは無いでしょうか。
人気コラムニストとして知られる難波里奈さんはSNSや書籍を通して
純喫茶の魅力をされています。
お店のたたずまい、メニュー、食器、店主・マスターとの会話、
全てが懐かしく、そして今、新しく感じる魅力的なものばかります。
「昭和レトロ」が私たちを魅了する理由
- 可愛い
- 楽しい
- 温もりを感じることが出来る
つまりは、こういうことではないでしょうか。
これらは世代を超えて私たちを魅了します。
他にも、実は、私たちが「昭和レトロ」と思うデザインでも、
北欧風、または東ドイツの雑貨とよく似ているものがあるのです。
それについてもいずれ、ご紹介したいと思います。
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