映画「チョコレートドーナツ」が教えてくれる本当に大切なこと

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yuu
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yuuもチョコレートドーナツ大好きだよ

2012年に公開された「チョコレートドーナツ」という映画をご存知でしょうか?
この作品が舞台化され、昨年12月から上演され注目を集めています。

今回は、その映画「チョコレートドーナツ」をご紹介したいと思います。

映画「チョコレートドーナツ」の見どころ

実話から生まれた物語

1970年代のアメリカ・ブルックリンで実際にあった「障がいを持ち、母親に育児放棄された子どもと、家族のように過ごすゲイの話」。本作はモデルになった男性と同じアパートに住んでいたジョージ・アーサー・ブルームによってシナリオ化された。2011年、トラヴィス・ファイン監督はこのシナリオを読み、崩れ落ちて涙を流したという。トラヴィス自身はゲイではない。だが、愛するわが子を奪われる苦しみに普遍性を感じたという。出会うこと、求めること、守ること、愛すること……ゲイもダウン症も関係なく、魂のレベルで求め合う愛はすべての人の心に届く。
                映画「チョコレートドーナツ」公式ホームページより

ネタバレをしたくないので、
ストーリーについては、こちらの公式ホームページを参考になさってください。

でもまず、この作品の大きなポイントは、実話であるということでしょう。

恐らく、脚本も俳優さんの演技も素晴らしく、
観る人を引き寄せる大きな要因となっているとは思いますが、
人の心を鷲掴みにする彼らの台詞は、
この話が真実であるからこそ、なのではないでしょうか。

主人公 ルディの歌声

シンガーを夢見ながらもショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。

彼の歌声が認められ、女装ではなく彼自身の姿・彼自身の声で歌う姿は、
心からの叫びのようで、歌詞がぐさぐさと刺さってきます。

自分の思いを吐き出すように歌い上げる、
あの歌声に涙する人も多いのではないでしょうか。

映画の予告編でも彼の歌声を少しだけ聴く事ができます。

私はこの予告編を観るだけでも、目頭が熱くなります😢

ルディとポールの愛の深さ

彼らはゲイのカップルで、育児放棄されたダウン症の少年マルコを
自分たちで育てようとしますが、とてつもなく様々な問題と直面します。

時は1970年代、ゲイは黒人よりも差別・偏見の目で見られ、
その彼らが養子を迎えるというのは不可能に近い難題だったようです。
しかもその子供はダウン症なのです。

法廷でも差別され侮辱されようと、施設でひとり待つマルコのために、
彼の幸せのために戦い続けるふたりの姿からは、
何物にも変えられない深い愛情が溢れていました。

人はこんなにも愛情深くなれるのか、
誰かを守りたいと思えるのかと、
救われた気持ちになりました。

この作品が投げかけている問題と、 私たちが向き合わなくてはならないこと

この映画を観終わって重くのしかかってきたのは、
この物語が作り話ではなく、実話に基づいているということ。

世の中ではこんな問題が起きているのか、
こんな思いをしている人がいるのかということでした。

もちろんこのお話が1970年代の出来事であること、
彼らがダウン症、ゲイ、ともにマイノリティといわれる立場であること、
それが最初に目に入ってくるかもしれませんが、
実際には、そんな事はそれほど大きなテーマではないのかもと思えてきます。

問題なのは、

自分の子供に愛情を注げない親
何らかの偏見を持って常識を押し付けてくる社会・世論
何が一番大切か、誰のためにあるのか見失っている法律

残念なことに今も全く変わらず、
そして国境を越えて抱える問題でしょう。
一体この大きな問題と、どう向き合えばいいのか、
私にはわかりません。
ですが、一人一人がもう少しずつでも愛情深く、
誰かのことを思って行動を起こせば、
ほんの少しでもいいことが起こって、
きっと誰かが救われる。
少しだけでも笑顔が生まれる。
そう思わせてくれた作品でした。
今日のゆうメモ📝を読んでくれた貴方が、
この作品に興味を持ってくれたら嬉しいです。

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