いま災害が起こったらどうしよう〜
皆さん、いま地震や水害などの被害に見舞われたらどうしますか?
私は2019年の10月、台風19号が上陸した際、初めて避難所に避難しました。
その時の体験・思いを忘れないように、ゆうメモにメモしておこうと思います📝
本当に避難するの?
私が住んでいる辺りは、まず川が氾濫する危険があると避難勧告が発令されました。
とは言え、うちから川はそう近くはなく、あまり実感が湧きませんでした。
その後今度は、土砂崩れの危険で避難勧告が発令。
我が家、確かに家の裏手が山なのです。
避難勧告のメッセージには具体的に〇〇丁目まで記載がされ、急に私事になりました。
いや、大丈夫だとは思うけれど、これで家に留まって、
万が一のことがあればこれはいい迷惑だと思いました。
避難した方がいいと教えてくれたのに避難せずに埋まってしまったら、掘り起こす人に申し訳ないと。
大丈夫だろうという家族を説得し、近所の避難へ向かうことにしました。
避難所には何を持っていく?
私はもともと怖がりなので、避難用リュックは用意がありました。
でも今回の状況をみて中身を少し整理。
台風が去れば翌朝には家に戻れるという前提で考えました。
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- 水(2リットのペットボトルひとり1本)
- 食べ物(夕食になりそうなものとお菓子)
- 最低限の貴重品
- スマホ
- 懐中電灯
- 敷物(分厚めバスタオルと分厚め膝掛け)
- ティッシュペーパー・ウエットティッシュ
- 予備のモバイルバッテリー
- 昔のスマホなどWi-Fiを繋げば使えるデバイス
- 携帯ラジオと予備電池・イヤホン
- 懐中電灯
- 予備靴下
- 大きめタオル(雨拭き用)
- ビニール袋
- 本・タブレット
- マスク
実際には冷静に確認しきれず、紙皿やラップなど必要ないものも入ったままでしたが。
リュックの上からレインコートを着用し、長靴を履き、傘をさして避難所に出発しました。
家を出たときはそれ程酷い雨ではありませんでしたが、
家から10分程度の避難所に着く頃には前が見えないほどの土砂降りになり、時間もかなりかかってしまいました。
近所の小学校が指定の避難所でした、到着した時には既に大変混み合っていました。
中に入るには受付をしなくてはなりません。
ですが、並んでいる間に
「ここはもうすぐいっぱいになります。入りきれないかもしれません。
近くの中学校の体育館を急遽開放します」との案内がありました。
私たちは急いでそちらに移動。
5分ほど移動し到着した中学校はまだ電気もついていなくて、解錠を待つ状態でしたが、
先頭集団だったので、運よく壁際の少し段差のある場所を確保することができました。
避難所って何があるの?
避難所には何もありありませんでした。
もともと避難所に指定されている学校には、毛布などがあったそうです。
ただ私たちが身を寄せた体育館は、急遽解放された避難所。
受付もなく、支給されるものもなく、
本当に場所を使わせてもらうだけ、という状態でした。
でもこれは大いにあり得ることですね。
また私たちは1番乗りで体育館に入ることができたので、
壁際のしかも段差があるスペースを確保することができましが、
私たちより少し後から来た方達は、広い体育館の真ん中の、
もたれるところも、目隠しになるものも何も無いところに座るしかなく、
特に年齢がいった方は辛そうでした。
用意していてよかったもの
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- 大きなタオル
この時は台風被害でしたので、誰もがずぶ濡れでした。 - 予備の靴下
足が濡れているのは大変辛いです。 - モバイルバッテリー
節約と思っても、なんだかんだと消費します。 - 携帯ラジオと予備電池
状況が分からないので、一晩中ラジオを聞いていました。一晩で電池を使い切りました。 - ビニール袋
濡れたタオルや靴下、食べ物のゴミをまとめました。
自分のエリアを綺麗に片付けておくことも大切なマナーだと感じました。 - 敷物
毛布の支給がなかったので、持っていない方は大変そうでいた。
お隣の方に少し貸してあげたりもしましたが、このコロナ禍ではそれも難しいですよね。
- 大きなタオル
用意しておけばよかったもの
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- ズボンの着替えかレインコートのズボン
ズボンがずぶ濡れで寒くなりました。
レインコートのズボンは今100円ショップでも手に入りますね。 - スリッパ
予備靴下があったので大丈夫でしたが、スリッパがあればもっと快適でしたでしょう。
それに一晩なら靴下でもいいでしょうが、もし何日も過ごすならスリッパは必須。 - アイマスク
夜中も避難所は真っ暗にはならず、目を瞑っても休まりませんでした。
熟睡できなくても、横になって目を瞑るだけでも身体は休まると言いますが、
そのためには光は遮断した方がよさそう。
- ズボンの着替えかレインコートのズボン
避難してみて分かったこと
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- 必要なものは人それぞれ違うので、自分に必要なものを自分事として考える
- 状況(何の被害で避難するのか)によって必要なものは変わってくる
- 避難所には何もな無いと思った方がいい
- 早めの行動が重要
- 気持ち・身体共に少しでも安らげるアイテムが必要
- 避難所では干渉はしすぎず、でも助け合った方がお互い気持ち良く過ごせる
今回、家は幸いにも土砂に埋まることもなく、水がつく事もなく無事でした。
その後ハザードマップを調べたり、マンションの管理人さんとも話したりして確認したところ、
何度も市の職員さんが確認に来てくれていて、我が家がある場所は危険地帯では無いとのこと。
ですので、場合によっては在宅避難も可能と判断し、そのための備えを揃えているところです。
このコロナ禍では、必要なものも変わってくるでしょう。
また在宅避難や車中避難という選択も増えてくると思います。
どうぞ皆さんも、安心した日常を過ごすために
「今、災害が起きたら」ということを考えてみてください。
このメモが、誰かの、そしてこの怖かった体験を忘れかけた私の役に立ちますように。
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