音楽のチカラ〜音楽が人に与える影響・果たす役割について〜

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音楽って楽しいだけじゃないんだよ

最近の農業では、農家さんがそれぞれこだわりの方法で大切に野菜を育てていますよね。
その中でも、音楽を聴かせていると言うお話を何度か聞いたことがあります。

また、赤ちゃんや胎児までにも音楽は影響を与えているのでしょうか?

3月24日放映の それって⁉実際どうなの課 では、
【音楽のチカラは実際どうなのか?】について徹底検証するそうですので、
今日のゆうメモでは音楽のチカラについて、少し違う視点から迫ってみましょう!

音楽が人間の心身に与える影響

生理的・身体的なレベルの直接的な影響

耳から入った音楽は、脳へと伝わり、全身に影響を及ぼします。自律神経系に作用して、心拍や血圧が変化し、興奮や鎮静、リラクゼーションなどの効果がもたらされます。同時に、心の状態にも影響を与え、感情、知覚、認知を活性化させることが分かっています。

これは日々私たちが実感することが一番多い影響でしょう。

実際にこの効果を有効に使っているのが、病院の待合室ですね。
病院の待合室では必ずと言っていいほど、音楽が流れています。

しかもクラシック音楽かイージーリスニングと呼ばれるジャンルの音楽。
やはり、テンポが早かったり、リズムが激しく刻まれていると、
心拍数に影響するからなのは明らかです。

間接的な影響

音楽そのものではなく、音楽を聴くことによって思い起こされる記憶や感情も影響を与えます。例えば、子供時代や青春時代に流行した歌を聴くことで、当時の記憶がよみがえり、楽しかった思い出に浸るうちに、心が明るくなることがあります。

これも、私たちは日々、感じる事が多いのではないでしょうか。
学生の頃流行っていた青春を思い出させてくれる曲。
初恋の彼と一緒に聴いたあの曲。

聞こえてきた瞬間に、気持ちがその頃にタイムスリップして、
笑みが溢れる、そう言うことは誰でも体験しているでしょう。

私がよくあるのは、特定の曲を聞くと、
かりんとうを食べているシーンが思い出されるとか、
おやつの箱を開ける瞬間を思い出すとかです。
(何故かそれも食べ物つながり🤣)
音楽と記憶に密接な関係があることを実感します。

人々をつなぐ社会的側面

他人とともに音楽を楽しむことで、人のつながりが生まれることもあります。例えば、誰かと一緒に歌ったり、音楽に合わせて体を揺らしたりダンスをしたりすることで、親密感や仲間意識が芽生えることがあるでしょう。

引用文は全て沢井製薬ホームページより

これは今回、コロナ禍で集まって音楽をすることが難しくなり、
痛切に感じました。

私は学生時代から、仲間と集まって共に音楽をすると言う事が、
生活の重要な部分を締めていました。
そしてそこで得た仲間とは掛け替えのない絆が生まれ、これまで一緒に過ごしてきました。

ですが、新型コロナウィルス感染拡大の最も大きな要因となる、
複数の人が集まる、一緒に歌う・演奏するという事ができなくなり、
私たちは音楽をするという仕事、そこで得られる喜び、
そして人間関係まで断たれることになりました。

これらの影響・音楽的効果は科学的にも実証されており
音楽療法」という形で病院や介護施設で力を発揮しています。

原始的な音楽・音楽の起源

今の私たちが音楽というと、
とても文化的、または現代的なイメージを持ちますよね。

ですが、音楽とはもともと、文明が発展する前から存在したものなのです。

例えば、アメリカインディアン、ホピ族のカチーナ(精霊、神)Neutered kokopelli.svg
Kokopelli(ココペリ)は、
笛を吹くことで豊作・子宝など
幸運をもたらすと言われていました。

ココペリは人類が文字を使用するより前の時代の神様なのです。
文字がなくても、音楽はあったんです。

画像出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

では一体音楽の起源とは何なのでしょう?
実は音楽の起源は諸説あります。

  • 言語起源説(スペンサー)
  • 感情起源説(ヴント)
  • 恋愛起源説(ダーウィン、イェスペルセン)
  • 魔術起源説(コンバリュー)
  • 労働起源説(ビュヒャー、エンゲルス)
  • 信号起源説(シュトゥンプ)
  • リズム衝動起源説(ワラシェク)

こんなに!!

ひとつずつの説明は省きますが、漢字をみただけで想像がつきますし、
どれも充分にあり得る説なように思えます。

つまり、言語にしても感情にしても、
どれも人間が必要を感じ、生まれた手段ということになります。

今私たちにとっての音楽は、私たちの思いを「補うもの」であったり、
「潤すもの」として存在しています。

ですが、元来音楽はもっと実用的で
必要不可欠なものだったのかもしれません。

音楽の役割

昨年からのコロナ禍で、音楽をめぐるさまざまな課題、問題を
耳みにした方も多いと思います。

多くのミュージシャン・音楽家・演奏家が音楽をする場を失い、
様々な手段で模索しながら何かを発信した、または発信できなかった1年でした。

そして同時に多くの音楽ファンが、
これまでとは違った音楽の聴き方、接し方をせざるを得ない1年でした。

音楽の役割が、これまで以上に
潤すもの」から「必要なもの」になったと感じた方も
多いのではないでしょうか。

そう言った意味では、音楽の役割は原点回帰したのかもしれません。
これからも音楽が大きな役割を果たし、
大きの人がそれに改めて気がつきますように。

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